選手の能力
スポーツのコーチングの最大の目的は、選手の能力を最大限に引き出すこと。
しかし、実はこれは簡単なことではありません。
コーチングをする側は「かつての名選手」というケースも多いでしょう。
名選手という過去があればこそ、 愛する選手に「自分のように、いや自分以上に活躍させてあげたい」という愛情は持っています。
初心を忘れないしかし、スポーツの世界においては、名選手が必ずしも名コーチになれるとは限りません。
なぜなら、コーチングを成功させるために大切なポイントである 「初心を忘れない」という要素が、抜けてしまっているコーチもいるからです。
選手の気持ちになって自分がそのスポーツの初心者だったころ、どんなことで悩んだか、 どんな時につまづいたか、その気持ちを忘れない人であれば、 コーチングをする際も選手の気持ちに沿っていくことができます。
しかし「私はこれで成功した」という部分だけを強く覚えている人だと、 どうしてもそればかりを押し付けてしまいがちなのです。
選手と同じ目線でコーチングで選手の能力を最大限に引き出すためには、 自分も時には「選手時代の心」に戻り、選手と同じ目線で見て考え、 選手の今の状態や立場、そして心理状態を理解してあげるように努力することが大切です。
メリハリをつけてただし、選手と同じ目線に立つといっても、 友達のような感覚で接するというわけではありません。
一例としては「練習中は厳しくするべき部分は厳しくし、 だけど選手の努力もきちんと認めて相談などには時間を惜しまず、 練習が終われば厳しさの仮面は捨てて気さくに選手に接する」などという感じで、 メリハリをつけるのがおすすめです。
